ECサイトの6つの構築方法とは?比較のポイントや構築手順を紹介!

ECサイトの構築方法を知ろう!

ECサイトを立ち上げて事業をスムーズに運営していくためには、適切な方法でサイトを立ち上げることが大切です。構築方法ごとにどのような違いがあるのか、具体的にどのような手順でECサイトを構築していくのかを知っておかなければ、運営中にさまざまなトラブルが発生してしまう危険性が高くなります。

そこで今回は、ECサイトの構築方法を比較する方法や手順、ECサイト構築方法を比較する際のポイントについて、詳しく説明します。

ECサイトを構築する6つの方法とは?

ECサイトの構築方法として代表的なものには、以下の6つがあります。

ECサイトの構築方法にはどのようなものがあるのか、構築方法ごとにどのような特徴があるのかを知っておけば、あなたの事業方針に適した方法でECサイトを立ち上げられるようになりますよ!

ここからは、ECサイトを構築する方法について、詳しく説明します。

ASP

ASPは、手間をかけずにECサイトを構築したいという人や、ECサイトを構築するためのコストが限られているという人におすすめの方法。小規模ECサイトから中規模ECサイトまで、幅広い事業者が利用できるように多種多様な機能が備わっているので、ある程度オリジナリティあるサイトづくりが可能です。

セキュリティシステムなどのアップデートを行うといった手間もかかりにくいので、事業運営に専念できるのも良いところ。機能の充実した有料ASPだけでなく、無料で利用できるASPもあるので、法人だけでなく個人でも簡単にECサイトを構築できますよ!

ただし、SEO対策やページの表示速度など、システムに依存する部分は介入できないことがほとんどなので、細かい部分までこだわって構築したい場合は向いていないかもしれません。

クラウドEC

クラウドECは、ソフトウェアをインストールすることなく、クラウド上で構築できるECサイトのこと。

自社でECサイトのプラットフォームを持たずに運営できるとともに、最新システムがあれば自動的にアップデートしてもらえるので、運営負担を抑えられるのが魅力です。ASPと共通している部分もありますが、クラウドECはASPよりも拡張性が優れていたり、外部機能と幅広く連携できるという特徴があります。

クラウド上でより柔軟なECサイト構築ができることや、端末さえあれば場所を選ばずに運営できる手軽さから、クラウドECでネットショップを構築する人は多いです。

しかし、クラウドECはASPよりも費用負担が大きくなるのが欠点。

ソースコードを開示していないクラウドECがほとんどなので、個別的なECサイトを運営をしたいという人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

パッケージソフト

パッケージソフトは、インストールした時点でECサイト運営に必要な決済機能や在庫機能といった仕組みが備わっているもの。自分自身でプログラミングを行うことなくECサイトを構築できるので、スムーズに事業を始めることができるのが良いところです。

カスタマイズ性も優れており、さまざまな運営方法に対応可能なので、運営状況にあわせて柔軟にECサイトを修正することもできます。

ただし、パッケージソフトを導入する際は、数百万円以上の費用がかかってしまうのが気になるところ。

導入費用以外にも、サーバーの維持管理費用やメンテナンス費用といったランニングコストも発生するので、ある程度の資金力がなければ導入するのは難しいでしょう。

オープンソース

オープンソースは、無償でソースコードを公開しているソフトウェアを利用して、ECサイトを構築する方法。

ベースとなるプログラムをインストールすれば、自分自身で自由にカスタマイズできるので、独自性のあるECサイトを構築することが可能です。無料でプログラムをインストールできるものがほとんどなので、費用を抑えてECサイトを構築できるのも魅力。

ある程度のプログラミングスキルがあれば、コストを抑えてECサイトを運営することができますよ!しかし、カスタマイズする内容によっては時間やコストがかかってしまうことも。セキュリティ対策やバグのチェックといった維持管理も独自に行わなければならないので、何かトラブルがあっても自分自身で解決しなければならないことを知っておきましょう。

フルスクラッチ

フルスクラッチは、1からプログラミングをしてECサイトを構築する方法。

理想とするECサイトのイメージを実装できるので、細かい部分までこだわってECサイトを構築したい人に向いています。運営状況にあわせてタイムリーかつ効果的な修正ができるので、企業内で運営の仕組みが整っていればサイトパワーの強いECサイトであり続けることも可能です。

自分自身でプログラムすればコストを抑えてECサイトを立ち上げられますが、他者に依頼する場合、内容によっては膨大なコストと時間がかかってしまうのが欠点。オープンソースと同様にサーバーの維持管理を独自で行わなければならないので、ランニングコストがかかりやすいことも知っておきましょう。

モール型ECサイト

モール型ECサイトは、1つのサイトにたくさんのショップが出店・出品しているECサイト。

モール型ECサイトによっては高い集客力と信頼度を獲得しているところもあり、そこに出店することで時間をかけずに売上を伸ばすことも可能です。自社でECサイトを立ち上げるときのように、集客に多くのコストをかける必要がないので、ほかの業務に集中できるのも良いところ。

サイトによってはカスタマイズ性が優れているところもあるため、店舗に独自性を持たせることも可能です。ただし、出店するモール型ECサイトによっては、導入費用や維持費用といった手数料が高くなっているところも。

モール型ECサイトが設けているルールによっては、自由にネットショップを運営できなくなるケースもあるため、サイトごとの違いを把握した上で出店することが大切です。

ECサイトを構築する手順

ECサイトの構築方法によっては、事業を開始する時期やスムーズにショップを運営できるかどうかが変わってきます。効率的にショップ運営するためにも、ECサイトの構築方法ごとに立ち上げの手順を理解しておきましょう。

ASPでECサイトを構築する手順

ASPではプログラミングなどを行って特別なカスタマイズをする必要がないので、ほかの構築方法よりも簡単にECサイトを立ち上げられます。申し込みが完了して利用できる状態になったら、大まかなサイトのデザインをテンプレートから選び、HTMLを編集して文言を変更します。

ECサイトとしての形が整ってきたら、管理画面から商品画像や説明文、在庫数などを入力していき、出店準備を進めていきます。必要な情報が入力できたら、商品検索や会員登録、決済ができるかどうかをテストした上でショップを開店するというのが大まかな流れです。

クラウドEC、パッケージソフト、オープンソース、フルスクラッチでECサイトを構築する手順

クラウドECやパッケージソフト、オープンソースやフルスクラッチでECサイトを構築する場合、自分自身でカスタマイズしてからショップを開店する必要があります。そのためには、事前に企画書などでサイトのデザインや構成を定義した上で設計書を作成し、必要に応じてプログラムを外注して開発を進めていきます。

システムがうまく動作するか、外部システムとの連携を問題なく行えるかといったテストを十分に行い、必要に応じて修正を加えながらECサイトをリリースしていくというのが流れです。

たとえパッケージソフトだとしても、ある程度のカスタマイズは必要になります。

計画性を持ってECサイトを構築していかなければ思ったような事業運営ができなくなるので、注意しておきましょう。

モール型ECサイトでECサイトを構築する手順

モール型ECサイトの場合、まずはモール型ECサイトに出店申請をします。アカウントを開設できたら店舗運営システムへのアクセスができるようになります。

店舗運営に必要な決済方法や配送方法の準備、サイトデザインの選定や商品登録といった部分を整えたら、オープンするための審査に回します。審査に通過できたら出店OKになるので、スケジュールにあわせてショップをオープンさせましょう。

ECサイト構築方法を比較するポイントとは?

ECサイトの構築方法にはさまざまな種類がありますが、どの構築方法を選べば良いか分からないという人は多いです。どのような点に注意して構築すべきかを知らなければ、事業の運営方針にあったECサイトを作れなくなってしまいます。

正しい判断基準を持ったうえでECサイトを構築できるように、ここからはECサイトの構築方法を比較するポイントについて、詳しく説明します。

ECサイト構築にどれくらい費用がかかるか

ECサイトを構築するためには、ある程度の費用がかかるもの。

無料ASPのように費用を負担することなくECサイトを構築する方法もありますが、サイトにオリジナリティを持たせたい場合や、充実した機能を持つECサイトに仕上げたい場合は、それなりにコストのかかる方法でECサイトを構築しなければなりません。

しかし、ECサイトの構築方法によっては膨大なコストがかかってしまうことも…。

あまりにも費用負担が大きすぎると健全に事業を運営できなくなるため、ECサイトの構築方法ごとに必要な費用を把握しておくことが大切です。

構築したECサイトを将来的に使い続けられるか

ECサイトは、構築してしまえばずっと使い続けられるとは限りません。

時代の変化に応じて機能をアップデートしたりセキュリティシステムを変更するなど、適切な保守管理をしなければ将来的にECサイトを使い続けることは難しいです。

ASPやクラウドECのように自動的に機能をアップデートしてくれるものもありますが、途中でサービス提供が中止されたときにECサイトが使えなくなるリスクがあります。

オープンソースやフルスクラッチではそのようなリスクを回避しやすいですが、自分自身の責任で機能をアップデートしていかなければならないのが欠点。ランニングコストやECサイトの維持管理方法などを総合的に考えて、適切なECサイトの構築方法を選ぶことが大切です。

カスタマイズ性が優れているか

ECサイトの構築方法を選ぶ上で、カスタマイズ性が優れているかという点も重要。

カスタマイズ性が優れたECサイトの構築方法を選べば、店舗イメージに合ったサイト構築が可能になるとともに、運営状況に沿って柔軟にサイトを修正できるからです。

カスタマイズ性に制限があるECサイト構築方法では、思ったようなショップ運営ができなくなったり、他店との差別化を図りにくくなるリスクがあります。

まずはどの程度のカスタマイズ性を求めるかを明確にして、必要な機能がそろったECサイトの構築方法を選ぶようにすることが大切です。

どうしても機能が不足しているようであれば、オープンソースやフルスクラッチといったカスタマイズ性の高い構築方法を検討しましょう。

セキュリティがしっかりしているか

ECサイトでは、顧客の住所や連絡先、クレジットカード情報といったセンシティブな情報を扱うため、セキュリティシステムを充実させることは重要です。場合によっては個人情報が漏洩してしまい、トラブルに発展する可能性もあるため、セキュリティが担保できるECサイトの構築方法を選びましょう。

自分自身でアップデートすることでセキュリティシステムを整えられるのであれば、フルスクラッチやオープンソースといった方法も適しています。

しかし、万が一の事態が発生した場合は、自分自身で責任を負わなければならないのが欠点です。

セキュリティ管理の負担を抑えたいのであれば、ASPやクラウドECのように最新のセキュリティシステムに自動でアップデートしてくれるような構築方法を選ぶと良いでしょう。

サポート体制が整っているか

ECサイトを構築する段階では、特に疑問点やトラブルが発生しがちです。

自分自身で悩んでも解決できないこともあるため、サポート体制が整ったECサイトの構築方法を選ぶことが大切になります。フルスクラッチでは全てのトラブルを自分自身で対処しなければなりませんが、ASPやクラウドEC、モール型ECサイトやオープンソースでは、サポート体制が整っていることが多いです。

とはいえ、対応してもらえる時間帯やサポート費用がかかるものもあるため、トラブルが発生したときにどのような対応をしてもらえるかを事前に確認しておきましょう。

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ここでは、ECサイトを構築する方法や手順、ECサイトの構築方法を選ぶ際のポイントについて説明しました。ECサイトの構築にかけられるコストや求めるカスタマイズ性は人それぞれですが、適切な構築方法を選ぶことで運営負担を抑えながら売上を伸ばしやすくなります。

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