ネットショップの立ち上げで必須の知識とは?開店までの具体的な手順を紹介します
ネットショップの立ち上げに挑戦
「ネットショップを立ち上げるにはどうしたら良いのだろう」
「ネットショップを運営する際に正しい知識を身につけておきたい」
このように、ネットショップの立ち上げに関する疑問を持ったことはありませんか?ネットショップを適切に運営するためには、ネットショップがどのようなものであるか、スムーズに立ち上げるためにはどうすれば良いか、といった知識を持っておく必要があります。
そこで本記事では、ネットショップの立ち上げで知っておくべき知識や、ネットショップを立ち上げる手順について、詳しく説明します。
ネットショップの立ち上げで知っておくべき知識
ネットショップを立ち上げる上で知っておくべき知識には、以下の3つがあります。
ネットショップの運営に関する基本的な知識を身につけることで、実店舗との違いを理解しながらネットショップ運営ができるようになるでしょう。ここからは、ネットショップを立ち上げる際に知っておくべき知識について、詳しく説明します。
そもそもネットショップとは?
ネットショップは、インターネットを通してお客さんが商品やサービスを購入すること。実店舗に足を運ぶ必要がないため、時間や場所を選ばずにショッピングができるという特徴があります。インターネットが世界中に普及するとともに、今後もこのような取引形態がさらに増えていくと考えられています。
ネットショップを立ち上げるメリット
ネットショップを立ち上げることには、以下の3つのメリットがあります。
これらのメリットを知っておけば、実店舗と併用して事業を運営する場合であっても、ネットショップのメリットを最大限に活かして効果的に売上を伸ばせるようになるでしょう。ここでは、ネットショップを立ち上げるメリットについて、詳しく説明します。
実店舗よりも資金を抑えてお店を立ち上げられる
ネットショップでは、実店舗よりも資金を抑えてお店を立ち上げやすくなっています。実店舗では、物件の取得費用やリフォーム費用、水道光熱費や人件費といった費用がかさんでしまいがち。ネットショップではこれらの費用を抑えた事業運営がしやすいので、お店を立ち上げた直後の売上が不安定な時期を乗り越えやすいのです。
実店舗よりも販売エリアが広い
ネットショップは、実店舗よりも販売エリアが広いことも特徴。販売エリアが限定されがちな実店舗とは違い、ネットショップは日本全国だけでなく海外にまで販売エリアを広げられます。より広い範囲のお客さんにあなたの商品やサービスの魅力を伝えられるため、売上を伸ばしやすいのがメリットです。
営業時間を気にせず運営できる
ネットショップを立ち上げると、サイトにアクセスできれば営業時間を気にせず運営できます。
24時間365日営業を続けられて、商品購入や決済手続きも自動で進められるので、実店舗よりも商品を購入してもらえる機会を増やしやすいのです。
もちろん24時間営業できる実店舗もありますが、運営費用がかさんでしまったり、心身に負担をかけてしまったりするという欠点も。
営業時間に縛られず気軽に運営したいのであれば、ネットショップがおすすめです。
ネットショップを立ち上げるデメリット
ネットショップを立ち上げることには、以下の3つのデメリットがあります。
これらのデメリットを知っておけば、より多くのお客さんにあなたの商品やサービスを知ってもらえるようになり、安心して購入してもらえるようなネットショップ運営ができるでしょう。
ここからは、ネットショップを立ち上げるデメリットについて、詳しく説明します。
お客さんの顔が見えない
ネットショップでは、実店舗のようにお客さんと対面してコミュニケーションをとれないのがデメリット。
お客さんがどのようなニーズを持っているのか、商品やサービスについてどのような疑問を持っているのかを把握しにくいため、お客さんに安心して購入してもらえるような接客が難しいのです。
また、お客さん側も販売者の顔が見えないので、「信頼できる店舗なのか」、「安心して商品を購入できるのか」を判断しづらいのが欠点。
そのため、ネットショップを立ち上げる場合は、いかにお客さんの信頼を獲得して安心して商品を購入してもらえるようにするか、といった戦略が大切です。
お店を認知してもらうまでに時間がかかる
ネットショップは実店舗のように現実空間に存在する店舗ではないため、お店を認知してもらうまでに時間がかかります。お客さんに認知してもらえなければ、商品やサービスを知ってもらうことすらできないので、なかなか売上が出せなくなるのです。
しかし、SNSや広告などを活用して適切なマーケティングを行えば、認知度を高めることができます。立ち上げたばかりの時期はすぐに結果が出ないかもしれませんが、根気強く商品やサービスの魅力をアピールすることで、少しずつ認知してもらえるようになるでしょう。
他店との価格競争が厳しくなる
インターネット上には、数え切れないほどの店舗が出店しています。中にはあなたが販売している商品やサービスと同様のものを、割安な価格で提供しているところもあるでしょう。お客さんとしては「同じ商品であれば安く手に入れたい」と考えるもの。
価格競争に巻き込まれると、結果的に利益が少なくなる可能性があるので、注意が必要です。提供している商品やサービスにオリジナリティを持たせたり、ブランド価値を高めたりすることで、理想的な価格で購入してもらえるようになるでしょう。
ネットショップを立ち上げるまでの手順
ネットショップをスムーズに立ち上げるためには、適切な手順を理解しておくことが大切です。ここからは、ネットショップを立ち上げるまでの手順について、詳しく説明します。
1.開業届を提出する
ネットショップを立ち上げて事業を運営する場合、法人の場合は法人を設立したことを税務署に申告しますが、個人事業主の場合は開業届を税務署に提出します。
開業届は、事業を開始した事実があってから1ヵ月以内に提出するのが原則ですが、開業届を出さなくても罰則規定がないため、中には開業届を出さずにネットショップを立ち上げる人もいます。
しかし、開業届を提出しておけば、確定申告の際に青色申告を選択できるので、納税額を抑えやすくなるのです。
2.販売戦略を立てて準備を進めていく
ネットショップを立ち上げる上で、販売戦略はとても大切。どのような商品やサービスを販売するのか、年齢層や性別など、どのような人をターゲットにするのかといったことをなるべく明確にしておくと、目的を持ってスムーズに事業を運営できるようになります。
3.ネットショップの立ち上げ方法を決める
実際にお客さんがアクセスするネットショップをどのように構築するかも、お客さんが利用しやすいネットショップを立ち上げる上で重要。
ネットショップの立ち上げ方法にはいくつかの種類があるため、それぞれの特徴を知っておけば、あなたの事業に合った方法でネットショップを運営できるようになります。ここでは、ネットショップの立ち上げ方法ごとの特徴について、詳しく説明します。
自社サイトでネットショップを立ち上げる
1つ目は、自社サイトでネットショップを立ち上げる方法。事業独自のネットショップとしてサイトを立ち上げられるので、オリジナリティのあるサイト運営が可能です。しかし、集客や販促といった運営のほとんどを自力で行わなければならないため、運営負担が大きくなりやすいのが欠点。
すでに認知度が高い店舗であればスムーズに運営できるかもしれませんが、初めて自社サイトを運営する場合は、売上が出るまでにある程度の時間がかかってしまいます。
モール型ECサイトを利用する
2つ目は、モール型ECサイトを利用する方法。モール型ECサイトは、インターネット上のショッピングモールに、出店費用を支払うことで出店するという特徴があります。集客力やブランド力の高いモール型ECサイトに出店すれば、自社サイトを運営するよりも簡単に集客できるのがメリット。
すでにお客さんがサイトの使い方を理解しているケースが多いため、安心して商品やサービスを購入してもらうことができます。しかし、自社サイトとは違い、独自性のあるサイト構築やサービス提供ができにくいので、リピーターやファンの獲得が困難になることも。
ブランド力やコストパフォーマンスにおいて、競合と渡り合えるようにしておくことが、事業を健全に運営するために重要です。モール型ECサイトでの「ハピマ」を利用すれば、実店舗の紹介が可能なので、ブランド力を売りにした販売ができます。
初期費用や月額費用が無料なので、コストを抑えた運営も可能。お客さんが魅力を感じる価格を設定しやすくなるでしょう。実際に商品やサービスが購入された時に手数料を払えば良いので、リスクを抑えたネットショップの立ち上げができます。
4.決済方法を決める
ネットショップを立ち上げる上で、豊富な決済方法を用意しておくことは、お客さんが利用しやすいサイトを構築するために重要です。ネットショップで利用できる決済方法は、以下の6つが代表的です。
特にクレジットカードで決済する人は多いので、必ず用意しておきたい決済方法だと言えます。選べる決済方法が少なければ、せっかく商品購入の意欲があったとしても、お客さんが途中で離脱してしまいかねません。
お客さんがどのような支払い方法を望んでいるのかを把握し、よく利用されている決済方法を優先的に用意しておくことが、ユーザビリティの高いネットショップ運営につながります。
5.配送方法を決める
商品やサービスが購入された時の配送方法を決めておくのも、ネットショップを立ち上げる上で考えておくべきポイント。商品ごとに費用を抑えた配送方法を選べるようにしておけば、お客さんがよりお得にショッピングを楽しめるようになるからです。
ネットショップの運営負担を抑えるために、配送方法を限定するのも1つの方法。しかし、送料が原因で他社にお客さんが流れてしまうリスクもあるため、運営の手軽さばかりを優先するのは禁物です。配送業者が設定しているプランごとの特徴や違いを理解して、適切な配送方法を選べるようにしておきましょう。
6.商品を登録する
ネットショップの大枠を設定したら、実際に販売する商品やサービスを登録します。どのような画像を登録するかよって、お客さんに与えるイメージが大きく変わるため、より魅力的に見えるような商品登録を意識することが大切です。また、商品やサービスの特徴がしっかり伝わるようなキャッチコピーや説明文も考えておきましょう。
7.運営しながら必要箇所を修正していく
ネットショップを運営していると、アクセス数や商品の閲覧数、購入件数など、さまざまなデータが集まってきます。集まったデータを分析し、必要箇所をこまめに修正していくことで、よりお客さんが利用しやすいネットショップへと成長できるのです。
ネットショップは、一度立ち上げれば放置していても運営し続けられます。しかし、お客さんが使いにくいネットショップになっていると、売上が伸び悩んでしまったり、ファンやリピート客を獲得しづらくなったりするという欠点も。
あなただけでは気づける修正点に限界があるため、なるべく多くの人の意見を取り入れ、客観的な視点でネットショップを運営することも大切です。
ネットショップの立ち上げについて知識を深めておこう
ここでは、ネットショップを立ち上げる上で必要な知識や、実際に立ち上げる際の手順について説明しました。スムーズにネットショップを運営できるかどうかは、事業の運営方針を具体的に設定しているかがとても大切です。ここで説明した内容を参考にして、ネットショップに関する正しい知識を持ち、あなたの事業に合った方法でネットショップを立ち上げられるようになりましょう。